2008年スタートとともに本格始動したアルスとグレゴリオ聖歌
「アルスアンティカは昨年2月に“25周年記念コンサート”を行いました。25年と一言でいっても、その中には様々な音楽だけにとどまらず色々な方々との出会いもありました。
創立当初から共に歌ってきている現役メンバーも含め、今の団員と共に25周年という節目を向かえ気持ちを新たに(初心に帰る)という意味も込めて、このグレゴリオ聖歌を一(イチ)から学ぶことに大きな意義があると考えます。」
そうですね。私もオランダ留学先で一番初めに受けたタームが「グレゴリオ聖歌」でした。これから積み上げていく土台作りに適していると思いました。
さて、ここからは参考資料をお伝えします。
その中から今回は参考資料『グレゴリオ聖歌の世界』より団長自ら抜粋した箇所をお伝えしますね。
『グレゴリオ聖歌
最大の特徴は旋律がその音空間をどのようにうごくかという点にある。
旋律の動き、つまり1つの音から次の音へと向きを変え、旋回する様子にある。
グレゴリオ聖歌はユニゾンで、すべて声によって歌われ、歌詞を持つものであって、
伴奏も、対位法も、拍子も小節も、はっきりした拍もない。
リズムとは単純にグレゴリオ聖歌の流れであり、旋律はその同じ流れの別な呼び名である。
言い換えれば旋律をリズムとうまく区別することはできない。
グレゴリオ聖歌のリズムについて考える場合には、ある聖歌に固有の音空間の中で、
歌詞がどのように音の動きにあてはめられているのかを考慮しなくてはならない。
言葉すら、リズムの流れの中にある個々の音高と結び付くことによって特有の音響形態を
とるものである。
グレゴリオ聖歌のリズムは
1 旋律と不可分の関係にある
2 リズムを持つこと自体決して避けられないことである。
3 自由なものであって、体系的な原理の網では捉えられない。』
何度か読み返していくうちに、“グレゴリオ聖歌とは何ぞや”“リズムとは”の輪郭が浮かんでくるようです。